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期間工の仕事は転職前提で有期雇用で働くのもあり

最終更新日 2021年3月16日

監修・著者 元期間工で働いてた人 中山 健一

期間工満了後の選択肢とは?

期間工は、期間従業員なので契約期間、つまり、働ける期間が決まっています。では、期間が満了したら、どのような選択肢があるのでしょうか?まずは契約の更新が挙げられます。

 

ほとんどの企業では契約の更新を受け付けていますし、多くの労働者は、契約を更新して同じ現場で働き続けたい!と思っているようです。ですから、勤務していた企業側から更新の話があるなら、検討してみることができるでしょう。

 

また別の選択肢には、今までの経験とスキルを活かして、他の企業で期間工として働くこともできます。さらに、企業の中には、期間工として働いた後、正社員登用制度を設けているところもあります。正社員になることができれば、待遇は異なりますが、同じ現場で長い時間働くことが可能となります。

 

転職前提で有期雇用で働く

期間工、つまり、働く期間が最長2年11ヶ月と決まっている期間従業員は、有期雇用と言われています。有期雇用の特徴は、短期間で高収入が得られることに加え、働きながらスキルが身に付けられる点が挙げられます。そのため、多くの方は転職することを前提で有期雇用で働き、がっちり稼いでいる方も少なくありません。

 

期間工は高収入ですが体力を必要とするため、若い時に有期雇用で働いた後、正社員として他の企業に転職する、というライフスタイルを設計している方もいます。人それぞれ目的は異なりますが、有期雇用で長期間働くことは不可能なことを踏まえた上で、将来転職するためのステップとして働くこともひとつの選択肢と言えるでしょう。

 

有期雇用が満了したら?

有期雇用は2年11ヶ月以上は働くことはできませんし、期間満了後も同じ企業へ契約更新をすることもできません。もし同じ企業で働きたい場合は、最低6ヶ月という期間を空けることが法律によって定められています。しかし、失業保険は貰うことが可能ですが、支給されるためには条件や制限があるので注意が必要です。

 

有期雇用として働いていた期間、勤務態度がよければ、期間契約満了後に再赴任通知が送られてくるケースもあります。もちろん企業によって待遇は異なりますが、同じ企業で働けることに加え、経験者として扱われるので待遇が以前より良くなるでしょう。また、企業によっては正社員として昇給できる場合もあります。いずれにせよ契約期間中は、どんな仕事にせよ最後まで勤勉に働くことが、将来への良いステップにつながるでしょう。

監修・著者 元期間工で働いてた人 中山 健一

期間工として、5社で12年間、働いてきました。これまで経験してきたことを交えて、期間従業員の仕事について解説しています。

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